プログラマーの年収平均
最終更新日 2021年3月11日
監修・著者 プログラミングスクールアドバイザー 本田 孝一
プログラマーというと、映画の世界のイメージが強い人が少なくないでしょう。パソコンに向かって高速タイピングをしていろいろな情報を収集し画期的なことをしてのけるイメージがあるかもしれません。しかし実際には黙々と根気強くパソコンに対面してプログラムを書き込んだり修正したりする地道な作業と言えます。さてそんなプログラマーの仕事ですが、平均でどれくらい稼げるでしょうか。実はプログラマーと一口にいっても、プログラミング言語や勤めている会社の規模によって年収は左右されます。
プログラマーって稼げるの?
まず求人検索エンジン「スタンバイ」の情報を参考に、2017年度の言語別ランキングをいくつか紹介してみます(参考URL: 「プログラマーの年収平均」)
【参照】みんなのスタンバイ プログラマー年収ランキング2017!言語別、第1位はScalaの626万円
第一位はScalaで、平均626万円です。続いてPythonの601万円、3位はKotlinの577万円、4位は同率でSwiftとRubyの562万円です。6位はJavaで551万円、7位はPerlで551万円となっています。C言語やJavaScript、PHPがこれに続いています。1位のScalaは使える人が少ないので年収は高めです。またPythonは今話題のAI関連言語です。年収が良いものを目指すならトレンドや需要を読む必要があります。
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企業の規模における平均年収
続いて企業の規模と平均年収との関係を見てみましょう。だいたいプログラマーの平均年収は300万円台中盤から500万円くらいであり、突出して年収が高い業種ではありません。かなり忙しい期間もあって、残業時間によっては変動も激しいです。大企業であれば年収平均は500万円に近づいていきます。中小であれば350万円とか400万円とかそのくらいを目安にしておけば良いでしょう。
【参照】政府の雇用統計窓口 賃金構造基本統計調査
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フリーで働く場合
会社に属せずに個人でプログラミングをしていくという方法もあります。この場合だと年収は自分のスキルや労働次第という事になります。何かの言語スキルを究めていて信頼もコネもある場合はそれなりの高給を期待できます。会社勤めよりも大幅に年収アップが望めるケースもあります。大台の1千万円も夢ではありません。ただし何のコネもなく営業も難しいのであれば最初は苦労することになるでしょう。
まずは企業で働いて実力や信頼を高め、いずれ機会を見てフリーになるという方法も考えられます。またプログラマーとしての別の働き方は自分でお役立ちソフトを開発して売る方法です。需要がありそうなソフトを自分で組み上げてネット上で売れば、うまくいけば断続的な収入を得る可能性もひろがります。
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監修・著者 プログラミングスクールアドバイザー 本田 孝一
元プログラマー・SEです。システム開発やプログラムの仕事に従事してきました。